両手バックハンドストロークのインパクトとフォロースルーのポイント

インパクトはボールを捕らえる瞬間、フォロースルーはインパクト後の動作を指します。

フォロースルーの形でボールの軌道や回転量を操作する目安にすることができるので、意識的に行える重要な部分だと考えます。こちらも『錦織 圭 選手』の動きをお手本に流れとポイントを説明していきます。

なお、「両手バックハンドストロークのフォワードスイングのポイント」を見ていない場合は、先にこちらを見てください(前の動作ができていないと次の動作へ繋がらないため)。

インパクト(1:20後半)※一瞬ですが、 フォロースルー(1:21 ~ 1:23) 

<インパクト>

インパクトは基本ラケット面が地面に対して垂直になります(ボールの軌道や回転量の操作として面を伏せたり開いたり多少の調整は行います)。

そして両手バックハンドストロークのインパクトは身体のおへその正面になるようにボールを引き付けます。映像だと打点は身体より右前方に見えますが、フォワードスイング時に骨盤部分が回転しているため、本人からは身体のおへその正面辺りでインパクトを向かえています。

両手バックが苦手な方はインパクト時の打点を身体のおへそ正面まで引き込むことが出来ない事が多いです。引き込めないとインパクトからフォロースルーにかけてラケット面の操作が難しくなり、コントロールが安定しませんので、注意しましょう。

インパクトの瞬間はほんの一瞬ですが、意識する部分は左腕上腕の内旋でその力を前側に押し出す力と上側に抜ける力を調整することでボールの勢いと回転をコントロールします

右腕側は左腕のサポートではありますが、右腕上腕外旋することで左腕と同じ方向にパワーを伝えます

左右ともにインパクト時に肩と上腕の大きい筋肉をメインに使っていることがポイントです。

<フォロースルー>

フォロースルー自体はインパクト後の勢いを逃がす動きになります。

インパクトでの前側に押し出す力と上側に抜ける力の勢いを逃がす動きとして、右から先行して肘が折りたたまれ、左前腕は回外、右前腕は回内していくことで、ラケットヘッドは半円の軌跡を描く動きになり、最終的な両手の位置は右肩辺りに収まります。

体格によって若干変わりますが、この位置のフォロースルーが効率的に威力のある球を打つのに適しています。

回転量をもっと出す場合は最終的な両手の位置がもっと上部になっていきます(上側に抜ける力が大きくなるため)。

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