テニスの練習で、壁打ちは初心者から上級者まで幅広く行われている有効な練習方法の1つです。
今回は、壁打ちのメリット・デメリット、注意点、コツ、壁打ち場所、そしてあのロジャー・フェデラーも壁打ちを披露してくれていることについて、ご紹介します。
壁打ちのメリット
相手がいなくても練習ができる
相手がいなくても練習ができるため、自分のタイミングで自分のやりたいテーマを自分のペースで効率的に練習することができます。
新しい技術を反復練習で身に付けることができる
フォーム改造をする場合、最初は球が安定しない場合が多いです。安定しないがゆえに相手がいるラリーなどではフォームが元に戻ってしまいがちです。壁打ちでは相手を気にせず、自分のペースで練習を行えます。新しい技術を身に付ける時に特に最適です。
お財布に優しい
壁打ちは無料で利用できる場所もあり、コート代やレッスン代がかからずお財布にも優しいです。
壁打ちのデメリット
ボールの深さや角度が分からない
コートの深いポイントにボールを集めることやショートカットにボールを沈めるなど深さや角度を測ることが難しいです。
相手の動きを見れない
相手がいないため、当たり前と言えばその通りですが、相手のポジションがどこで、ショットがどのような種類で、どのような方向に飛んでくるか、予測する感覚や相手を見るという訓練はできません。
壁打ちの注意点
壁打ち場所のルールに従う
早朝や夜間の壁打ちの実施、ごみを持ち帰らない、場所の占有などの迷惑行為で運営側が苦情を受け、壁打ち場所が閉鎖されてしまう場合もあり得ます。殆どの壁打ち場所では利用可能な時間や混雑時の交代ルールなどが定められています。皆が気持ちよく利用できるように、その場所のルールに従いましょう。
ボールは余分に持っていく
初心者にありがちですが、ボールがホームランしてしまったりして、ロストしてしまうこともあります。そんな時に辞めざるを得ない状況にならないよう、余分にボールを用意しておくことをおすすめします。おすすめのテニスボールはこちらをご参照ください。
水分補給を忘れずに
壁打ちは自分のペースで行えますが、逆に誰もコントロールしてくれません。熱中症に気を付けて喉が渇く前にこまめに水分補給を行いましょう。
壁打ちのコツ
事前に練習のテーマを決める
ただ壁打ちを続ける事だけにせず、事前に今日はどういうショットを何を意識して練習するか、事前にテーマを決めてのぞむことが上達するには大切です。
無理に連続して続けない
壁の角度で遅くなるように設計されている壁もありますが、通常の相手がいるテンポより速くボールが返ってきます。早くセットするというテーマであれば、そのまま連続して打つのも良いですが、無理に連続して続けるのではなく、球出しをして返ってきたボールを目的のショットで打ち、その時点で1回止めるという方法を繰り返す方法も効果的です。
動画を撮る
ぜひ自分のフォームを動画に撮って動作を見てください。実際に撮ってみると自分でイメージしている動きとかなり違うことが多いです(私もそうでした)。せかっく事前にテーマを設定しても、その動作が違うものになっていたら、反復しても意味がありません。間違っている部分を修正していくことが必要です。
壁打ち場所
壁打ち場所の一覧
壁打ち場所については以下のリンク先にまとめていますので、ご参照ください。(まだ途上ですが)
壁打ち場所の情報提供のお願い
「良い壁打ち場所がここにもある」、「この壁打ち場所は閉鎖してしまった」などありましたら、問い合わせから情報提供頂けると幸いです。
あのロジャーフェデラーも壁打ち
引退してしまいましたが、あのロジャーフェデラー選手も2020年3月に右膝の手術を受けた後、トリックショットや背面ショットなど壁打ちをしている様子をXで披露してくれています。
引退後も壁打ちをしている様子を披露してくれています。
まとめ
テニスの壁打ちは、初心者から上級者まで幅広く行われている有効な練習方法です。壁打ちには、ショットの技術や体力の向上などのメリットがありますが、同時に、ショットの深さや角度、相手の動き、フットワークなどの感覚を養うことができないというデメリットもあります。
そのため、壁打ちをする際には、自分の目標や弱点に合わせて事前に練習メニューを用意して実行に移すことが大切です。
また、壁打ち場所のルールに従って、周りの人に迷惑をかけないように練習することも忘れずに行いましょう。
ぜひ、壁打ちを取り入れて、テニスの上達を目指してください!やらなきゃ損です!!
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