私のテニス理念:パワーと安定性を生み出す3つの基本原則
テニス技術に関するブログや動画を公開していくにあたり、まずは私が理想とする動きの基本理念を明確にお伝えしたいと思います。これは、皆さんが私の発信する情報をご理解いただく上で、最も重要な土台となります。
私のテニス理念は、以下の3つの要素を主軸としています。
- 大きな筋肉をメインに使う
- 軸の移動を意識する
- 「使い勝手」を重視する
それぞれ詳しく見ていきましょう。
1. 大きな筋肉をメインに使う
大きな筋肉を積極的に使うことには、主に2つの大きなメリットがあります。
- より大きなパワーを生み出せる
- 怪我のリスクを低減できる
ここで誤解していただきたくないのは、「小さな筋肉を使わない」ということではありません。あくまで、身体全体の動きの中で大きな筋肉を主役にするという考え方です。
今後、ブログや動画で具体的な動きを解説していくにあたり、「大きな筋肉」が具体的にどこを指すのかを把握しておくと、なぜ私がその動きを推奨するのかがより深く理解できるはずです。まずは、特に意識してほしい主要な筋肉をご紹介します。
- 大腿四頭筋(だいたいしとうきん): いわゆる「太もも」の前面にある筋肉です。
- 大殿筋(だいでんきん): 「お尻」の筋肉です。
- 三角筋(さんかくきん): 「肩」の筋肉です。見た目以上に上半身で最も大きい筋肉の一つです。
- ハムストリングス: 「太もも」の裏側の筋肉です。
- 大胸筋(だいきょうきん): 「胸」の筋肉です。
- 上腕三頭筋(じょうわんさんとうきん): 「二の腕」の裏側にある筋肉です。
- 広背筋(こうはいきん): 背中の下部から脇にかけて広がる、人体で最も面積の大きい筋肉です。
- 僧帽筋(そうぼうきん): 首の後ろから肩、背中の上部にかけて広がる筋肉です。
大まかに言えば、下半身には非常に大きな筋肉が集中しており、上半身では肩、胸、そして腕の大きな筋肉を意識することが重要だと言えます。
2. 軸の移動を意識する
皆さんは、ご自身の身体の「軸」を意識したことはありますか?
「軸」の捉え方は個人差があると言われていますが、一般的には「みぞおち・膝・足底」または「首の付け根・股関節・足底」といった3点が一直線になることでバランスが取れ、軸が形成されると考えられています。バランスが崩れると自然に軸が移動し、また安定した軸を形成しようとします。
私のテニスにおける考え方では、テニスにおいてこの軸が移動している最中にボールを打つことが、下半身のパワーを効率的にボールに伝えるための重要な目安になると考えています。この「軸の移動」については、文章だけでは伝わりにくい部分も多いため、今後、動画と合わせてより詳細に解説していく予定です。
3. 「使い勝手」を重視する
上記の「大きな筋肉をメインに使う」や「軸の移動を意識する」といった動きは、それ単体で考えると、実際のプレーの中で使える場面が限られるものもあります。
効率的な上達のためには、そのような動きをただ覚えるのではなく、多様な状況で応用できる「使い勝手の良い」動きを総合的に判断し、最適な選択をすることが重要だと考えます。私は、この「使い勝手」を常に念頭に置き、皆さんが習得した動きを試合で最大限に生かせるような技術をお伝えしていきます。
これらが、私のテニスにおける基本的な考え方です。これらの理念を軸に、皆さんのテニスがより楽しく、上達につながるような情報を提供していければ幸いです。
何かご質問があれば、いつでもお気軽にお声がけください!
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